おしゃれで暮らしやすい平屋の間取りとは【家族構成別プラン付】

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おしゃれで暮らしやすい平屋の間取りとは【家族構成別プラン付】
  • 平屋の家に憧れるけれど、間取りで失敗しないか不安
  • おしゃれさと暮らしやすさ、どちらも妥協したくない

平屋を検討する多くの方が、こうした悩みを抱えているのではないでしょうか。

平屋はワンフロアで生活が完結するため、間取りの良し悪しが住み心地に直結する住宅です。2階建てのように上下で空間を分けられないため、間取り計画を誤ると「思ったより暮らしにくい」「プライバシーが確保できない」と後悔してしまうケースも少なくありません。

この記事では、平屋ならではの間取り設計の考え方について解説していきます。おしゃれさと実用性を両立するポイントだけでなく、家族構成別に具体的な間取りプランの例を挙げているので、自分たちに合った間取りを見つけるためのヒントになります。

おしゃれで暮らしやすい平屋の間取りを実現するためには、単にデザイン性を追求するだけでなく、日々の暮らしをどれだけ具体的にイメージできるかが重要です。

平屋の間取りを決めるときのポイント

平屋の間取りで最も重要なのは、「見た目」よりも暮らしの質をどう高めるかです。まずは、設計の初期段階で必ず押さえておきたい基本的なポイントから見ていきましょう。

日当たり

平屋での住み心地を左右する大きな要素が、日当たりです。

二階建ての場合は、1階の窓の日当たりが多少悪くても2階からの日当たりで補うことができますが、平屋はすべての居室が同じ高さにあるので、採光計画に失敗すると家全体が暗くなりがちです。

平屋の場合に特に重視したい点

  • リビング・ダイニングはできる限り南側に配置する
  • 朝と昼、どの時間帯に光が入るかを想定する
  • 周囲の建物の影響を事前に確認する

平屋を建てる場合は、このような点を重視するようにしましょう。

最近では、中庭を中心にしたコの字型やロの字型の平屋も人気です。これにより、外部からの視線を遮りつつ、家の中心まで光を取り込むことができます。

採光を考える際の注意点

大きな窓を増やしすぎると、断熱性能が下がり、冷暖房効率が悪くなることがあります。『明るさ』と『快適性』のバランスを考えた設計が不可欠です。

風通し

平屋の間取りを考える際に、日当たりと並んで重要になるのが風通しです。平屋は上下階の温度差を利用した換気ができないので、横方向の風の流れを意識した間取りが求められます。

間取りを作る際の考え方

  • 窓を対角線上に配置し、風の入口と出口を作る
  • 南北、または東西に抜ける通風ラインを確保する

敷地条件によっては、すべての部屋に十分な窓を設けることが難しい場合もあります。その際は、高窓(ハイサイドライト)や地窓を活用することで、空気の流れを補うことができます。

高窓・地窓ってなに?

高窓(たかまど)と地窓(じまど)は、それぞれ天井に近い高い位置(高窓)と床に近い低い位置(地窓)に設置される窓で、視線を遮りながら採光・通風を確保し、室内に雰囲気や開放感をもたらすのが特徴です。特に高窓と地窓を組み合わせると、空気の性質(暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へ)を利用した効果的な温度差換気(熱の排出・湿気対策)が可能になります。

一方で、風通りを優先しすぎると、家具の配置が制限されてしまったり、プライバシーが確保しづらくなったりとデメリットも生じます。バランスをとりながら、『どこに風を通したいのか』を明確にした設計を考えましょう。

生活動線

平屋最大の魅力は、ワンフロアで完結する生活動線といって良いでしょう。階段の上り下りがないため、子育て世代はもちろん、将来を見据えた住まいとしても高い評価を受けています。

間取りを考える際に意識すべき動線

  • 玄関からリビングへの動線
  • キッチンを中心とした家事動線
  • 寝室・水回りへの動線

特に意識したいのは、これら3つの動線です。

例えば、洗濯に関しては「洗う → 干す → しまう」までを最短距離で完結できる配置にすることで、日々の負担を大きく減らすことができます。

ただし、動線を短くすることだけを優先すると、廊下がほとんどない間取りになり、来客時に生活感が出やすくなる点には注意が必要です。

家族構成

平屋の間取りには、家族構成によって正解が大きく変わるという特徴があります。

一人暮らし・夫婦二人・子育て世帯・二世帯住宅では、必要な部屋数も、空間の使い方もまったく異なります。ここで重要なのは、『今の家族構成』だけではありません。

  • 子供の成長
  • 子供の独立後の暮らし
  • 老後の生活

これらをある程度想定しておくことが重要なポイントになります。

ただし、将来を考えすぎて、現在の暮らしが犠牲になっていては本末転倒です。例えば将来仕切ることができる子供部屋など、可能性のある間取りを取り入れることで、バランスを取ることができます。

収納スペース

平屋の間取りで後悔しやすいポイントとして、非常に多いのが収納不足です。

二階建て住宅であれば、階段したや小屋裏など、自然と収納を確保しやすい作りになっています。しかし平屋では、意識して計画しておかないと収納が足りなくなりがち。その結果、『せっかくおしゃれな空間を作ったのに、物が溢れることで生活感が出てしまう』という状態に陥ってしまいます。

平屋で特に重視したい収納の考え方は以下の通りです。

平屋で重視したい収納の考え方

  • 各居室に分散させすぎず、まとめ収納を意識する
  • 「使う場所の近くにしまう」配置を徹底する
  • 見せない収納と見せる収納を使い分ける

例えば、ファミリークローゼットを洗面室や脱衣室の近くに配置すれば、洗濯後の動線が大幅に短縮されます。また、玄関にはシューズクロークを設けることで、靴だけでなくベビーカーやアウトドア用品まで収納でき、玄関周りを常にすっきり保つことができます。

収納を考える際の注意点

収納を増やしすぎると居住スペースが圧迫され、部屋が狭く感じてしまうことも。『収納量』だけでなく、収納率(延べ床面積の10〜15%程度)を一つの目安として考えると、バランスを取りやすくなります。

プライバシー

平屋はすべての生活空間が一階にあるので、外部からの視線を受けやすい住宅です。そのため、プライバシーへの配慮は二階建て以上に重要になります。

  • 道路に面したリビング・寝室の窓
  • 隣家との距離が近い敷地での窓配置

特にこのような点には配慮が必要です。

最近では、外に大きく開くのではなく、中庭に向かって開く平屋の間取りが人気を集めています。これにより、カーテンを閉め切らなくても開放感を保ちつつ、プライバシーも確保できます。

また、家の中でもプライバシーのゾーニングが重要です。下記のように空間を明確に分けることで、暮らしやすさが大きく向上します。

平屋のゾーニングの例

  • 来客が多いLDKはパブリックゾーン
  • 寝室や個室はプライベートゾーン

注意点として、開放感を優先しすぎて壁や仕切りを減らしすぎると、音や視線が気になりやすくなります。
「おしゃれ」と「落ち着き」の両立を意識した設計が求められます。

平屋の間取りを決める手順

ここからは、実際に平屋の間取りを決めていく際の具体的な流れを解説します。この手順を押さえておくことで、打ち合わせ時の迷いや失敗を大幅に減らすことができるでしょう。

>>家を建てる流れについての詳細はこちら
どのような流れで家を建てるのか、各プロセスにおいて何を気を付けるべきなのかを知ることが出来ます。

初期プランの作成

間取りづくりの最初のステップは、『理想を書き出すこと』です。この段階では実現できるかどうかは気にする必要はありません。以下の内容を整理していきましょう。

  • 欲しい部屋
  • 重視したい暮らし方
  • 絶対に譲れない条件

自分の頭だけでイメージすることができなくても問題ありません。インターネットや雑誌、SNSなどを見て共感できるものや好きなもの、ワクワクするものを集めましょう。

リペ
リペ

家族でスプレットシートなどを共有してどんどん写真やURLを貼り付けていくといいよ。間取りに関すること以外にも、使いたい住宅設備なども気になったら共有!

間取りに関する要望を言語化しておくことで、設計者との意思疎通が格段にスムーズになります。

要望の言語化の例

  • 家事動線はとにかく短くしたい
  • 家族が自然と集まるリビングにしたい
  • 将来は平屋で老後まで暮らしたい

間取りを考える際には同時に、敷地条件を把握しておくことも欠かせません。建ぺい率や敷地形状、方位によって、実現できる間取りは大きく変わります。

設計事務所や工務店との相談

なんとなくのイメージが固まったら、次はプロとの打ち合わせです。ここで重要なのは、『希望を伝えること』と『プロの意見を聞くこと』の両立です。

自分たちの要望を一方的に押し通すのではなく、なぜその間取りが良いのか、代替案はないかを積極的に質問する姿勢が大切。

リペ
リペ

一つのメーカーだけで決めるのではなく、複数社を比較することをオススメするよ。いろんなメーカーの意見を聞くことで、自分も詳しくなっていくよ。どんどん吸収していい意見はどんどん入れていこう。

特に平屋は、設計力によって完成度に大きな差が出ます。過去の施工事例を確認し、平屋の実績が豊富な会社かどうかを必ずチェックしましょう。

>>ハウスメーカーの選び方についての詳細はこちら
メーカーの比較方法や選定までの流れについて詳しく説明しています。

>>工務店の選び方についての詳細はこちら
失敗しない工務店の選び方を解説。優良工務店の見分け方がわかります。

間取りの最終決定と設計

間取りを決める最終段階では、間取り図を見ながら実際の生活を具体的に想像することが重要です。

  • 家具を置いたときの通路幅
  • コンセントや照明の位置
  • 朝と夜での動線の違い

例えばこのようなことをひとつひとつ確認していきましょう。

メーカーとの契約後の修正は、回数が増えるほどコストや工期に影響が出ます。しかし、気になる点を放置したままにしておくことは後悔のもととなるので避けるべきです。言いにくくても担当者に相談するようにしましょう。

住み始めてから変更できない部分こそ、時間をかけて検討する価値があります。

【パターン別】平屋の間取りの具体例

平屋の間取りは、「何人で、どのように暮らすか」によって最適解が大きく異なります。
ここでは代表的な3つの家族構成に分けて、考え方と具体的な間取りのポイントを解説します。

一人暮らし・二人暮らし向けプラン

一人暮らし、または夫婦二人で暮らす平屋では、コンパクトさと開放感のバランスが重要になります。

延床面積の目安は、20〜25坪前後。
無理に部屋数を増やすよりも、LDKを中心としたゆとりある空間づくりが、暮らしやすさにつながります。

一人暮らし・二人暮らし向けの平屋のポイント

  • 1LDK〜2LDK程度に抑え、LDKを広く取る
  • 寝室は生活音が気にならない位置に配置
  • 収納は「量」より「使いやすさ」を重視

このようなポイントを意識して間取りを考えてみましょう。

例えば、LDKと寝室を廊下で緩やかに分けることで、ワンルーム感を抑えつつ、落ち着いた生活が可能になります。また、書斎や趣味スペースをLDKの一角に設けることで、空間を無駄なく活用できます。

注意点

来客や将来的な親との同居を想定しないまま設計してはいないでしょうか?『今は二人でも、数年後はどうか?』という視点を一度立ち止まって考えることが大切です。

ファミリー向けプラン

子育て世帯の平屋では、家族の気配を感じられる間取りと、プライバシーの確保をどう両立するかが大きなテーマになります。

延床面積の目安は、25〜35坪前後。
LDKを家の中心に配置し、各個室へアクセスしやすい構成が定番です。

ファミリー向け平屋のポイント

  • キッチンからリビング・庭まで見渡せる配置
  • 子ども部屋は将来仕切れる可変設計
  • 家事動線と生活動線を重ねすぎない

ファミリー向けの平屋で重視したい点として、このような工夫が挙げられます。

例えば、子どもが小さいうちは広めの一室として使い、成長に合わせて2部屋に分けられる設計にしておくと、ライフステージの変化に柔軟に対応できます。

注意点

ファミリー向け平屋は部屋数が増える分、建物が横に広がりやすく、コストが上がりやすいというデメリットもあります。廊下を最小限にするなど、動線と空間を兼ねる設計が重要になります。

二世帯住宅プラン

二世帯で暮らす平屋は、一般的な平屋に比べ間取り計画の難易度が一気に上がります。異なる世帯の生活リズムの違いをどう吸収するかが、成功のカギとなります。

二世帯向け平屋の代表的なパターン

  • 完全分離型:玄関・水回りすべて別
  • 部分共有型:玄関のみ共有、生活空間は分離
  • 完全同居型:LDKや水回りを共有

二世帯向けの平屋には主に3つのパターンがあります。平屋の場合、上下で世帯を分けることが出来ないので、音や視線、動線への配慮が欠かせません。

リペ
リペ

水回りの配置には特に注意!寝室の近くに浴室やトイレがあると、生活音がストレスになることがあるよ。

将来どちらかの世帯が住まなくなった場合を想定し、1世帯用住宅としても使える間取りにしておくと、長期的な安心感につながります。

おしゃれな平屋の間取りを実現するコツ

『おしゃれな平屋』と聞くと、見た目のデザインばかりに目が行きがち。しかし、実際に満足度の高い住まいは、暮らしやすさが土台にあってこそ成り立っています。

ここでは、見た目と実用性を両立させるために押さえておきたい間取りの工夫を紹介します。

リビングの開放感を重視する

平屋の魅力を最大限に引き出す空間が、リビングです。ワンフロアだからこそ、天井の高さや視線の抜けを工夫することで、想像以上に広がりを感じるられます。

開放感を演出する方法の例

  • 勾配天井で天井を高く見せる
  • 大開口の窓で外とつなげる
  • 床材や天井材を統一し、視線を遮らない

開放感を演出する代表的な方法にはこのような手法があります。

しかし、開放感を追求しすぎると冷暖房効率が下がり、光熱費が高くなってしまう可能性があります。断熱性能や窓の性能を含めた、総合的な設計を心がけるとが重要です。

勾配天井やロフトを利用する

2階の無い平屋でも、縦方向の空間をうまく使うことで、より個性的でおしゃれな間取りが実現できます。

勾配天井はリビングだけでなく、寝室や玄関に取り入れることで、空間にメリハリが生まれます。また、屋根形状を活かしてロフトを設ければ、季節物の収納、書斎や趣味スペースとして活用できます。

ロフトの注意点

ロフトは建築基準法上の扱いによっては、床面積に算入される場合もあります。設計段階で、法規制とコストを確認するようにしましょう。

ウッドデッキや中庭を設ける

平屋と相性が良いのが、ウッドデッキや中庭です。室内と屋外をゆるやかにつなぐことで、実際の面積以上に広く感じられます。

ウッドデッキや中庭を使った人気の間取り

  • リビングからフラットにつながるウッドデッキ
  • 外からの視線を遮れる中庭

このような間取りは最近特に人気で、インスタグラムなどのSNSでも良く見かけます。洗濯物を干すスペースとして使える他に、子供の遊び場やくつろぎスペースとしても活躍します。

ウッドデッキの注意点

ウッドデッキは木材などが雨ざらしになることもあって、定期的なメンテナンスが必要です。素材選びや将来的な維持費も考慮しておきましょう。

ガレージをつける

平屋にガレージを組み合わせることで、機能性とデザイン性の両方を高めることが出来ます。
ビルトインガレージの場合、以下のようなメリットがあります。

  • 雨の日でも濡れずに出入りできる
  • 防犯性が高まる

ただし、ガレージを建物内に取り込む分居住スペースが減りますし、一般的なカーポートを設置するよりもコストも高くなります。音や排気の問題にも配慮しつつ、間取り全体のバランスをとるような設計が求められます。

外観デザインにこだわる

平屋は建物の高さが低いので、屋根形状や外観デザインによって印象が大きく左右されます。切妻屋根や片流れ屋根、フラット屋根など、選ぶ形状によって間取りや天井の高さにも影響が出ます。

外観デザインで意識すること

  • 間取りとの整合性
  • 周囲の街並みとの調和

デザイン性を優先しすぎて、採光や動線が犠牲にならないよう注意しましょう。

平屋の間取りを決めるときの注意点

ここまでは、平屋の間取りについて理想的な考え方や具体例について解説しました。最後に、実際の家づくりで多くの人がつまずきやすい注意点を整理しておきましょう。

無駄なスペースを作らない

ひたやは建物が横に広がる分、わずかな無駄でもコストと住み心地の両方に影響を与えてしまいます。

平屋でよくある失敗例

  • 目的のない長い廊下
  • 使い道が曖昧な多目的スペース
  • 家具配置を考えていない余白

よくある失敗例として、このようなものが挙げられます。

ゆとりのある空間そのものが悪いわけではありません。重要なのは、『そのスペースで何をするのか』を明確にすること。

例えば、通路としての廊下に収納やワークスペースの役割を持たせることで、空間を有効活用することができます。一つの空間に複数の役割を持たせる設計は、平屋ととても相性が良い考え方です。

予算とのバランスを考える

平屋は基礎や屋根の面積が広くなることから、二階建てと同じ延べ床面積でも建築コストが上がりやすく、一般的に坪単価が高くなりやすい住宅です。

そのため、間取りを考える際には、『どこにお金をかけるか』『どこの費用を抑えるか』といったように優先順位明確にして、メリハリをつけることが大切になります。

例えば、家族が最も長い時間を過ごすLDKにはコストをかけ、個室は必要最低限に抑える、といった考え方。最初から完璧を目指さず、将来的に追加・変更できる余地を残すことも、賢い選択といえます。

リペ
リペ

私たちがこだわってコストをかけたのはLDKと趣味のスペース。その分寝室はシンプルにしたよ。

間取りの修正を繰り返すことで、知らないうちに予算オーバーになってしまうケースには注意しましょう。設計の各段階で、必ず概算費用を確認するようにしてください。

まとめ

おしゃれで暮らしやすい平屋の間取りを実現するためには、単にデザイン性を追求するだけでなく、日々の暮らしをどれだけ具体的にイメージできるかが重要です。

平屋の間取りで大切なポイント

  • 日当たり・風通し・動線といった基本性能を最優先する
  • 家族構成やライフステージの変化を見据える
  • 収納やプライバシーを軽視しない
  • おしゃれさと実用性のバランスを取る
  • 予算と間取りの関係を正しく理解する

これらを一つずつ丁寧に検討することで、長く快適に暮らせる平屋に近づきます。

平屋は、間取りの自由度が高い分、設計力が問われる住宅です。情報収集をしっかり行い、自分たちの暮らしに本当に合った間取りを見つけることが、後悔しない家づくりにつながります。

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