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最近では、新築住宅の選択肢として『平屋』を選ぶ人が急増しています。かつては高齢者向けや地方で建てる家といった印象を持たれることもありましたが、現在ではそのイメージは大きく変わりました。
共働き世帯の増加や子育てスタイルの多様化、そして『長く快適に住み続けられる家』を求める価値観の変化により、平屋は世代を問わず選ばれる住宅になっています。
一方で、平屋は『おしゃれで暮らしやすそう』というイメージだけで決めてしまうと、以下のような失敗につながる可能性もあります。
- 予算が想定以上に膨らむ
- プライバシーや日当たりで後悔する
- 土地選びでつまずく
平屋は決して『誰にでも万能な住宅』ではありません。メリットだけでなく、デメリットや注意点、具体的な設計・費用・土地の考え方まで理解したうえで判断することが重要です。
この記事では、新築で平屋を建てることを検討している方に向けて、なぜ今平屋が人気急増中なのか、その魅力と現実、そして後悔しないための具体的なポイントについて、詳しく解説していきます。私が建てた平屋のケースを例にあげながら説明していくので、より自分たちにとって理想的な家のイメージがつきやすくなります。
平屋を建てる時に後悔しないための最も大切なことは、「土地・間取り・費用・依頼先」を切り離さず、トータルで考えることです。
平屋を建てるメリット

平屋が選ばれる最大の理由は、生活の質を向上させる多くのメリットがあるからです。どのような点が魅力的なのでしょうか。具体的なメリットを見ていきましょう。
>>平屋のメリット・デメリットについて詳しく知りたい方はこちら
平屋ならではの具体的なメリットについて解説しています。メリットの裏側にある注意点や平屋が向いている人の特徴がわかります。
移動がスムーズになる
平屋の最大の特徴は、生活がすべてワンフロアで完結することです。階段の上り下りが不要になることで、日々の移動距離と身体的負担が大幅に減ります。
例えば、
- 洗濯機から物干し場までの移動
- 掃除機を持っての移動
- 夜間のトイレや子どもの様子確認
このような日常の動作が全てワンフロアでの移動になるため、想像以上に暮らしやすさを実感できます。
特に共働き世帯や子育て中の家庭では、家事と生活の効率が住み心地に直結します。平屋は家事動線を短くまとめやすく、回遊動線や一直線動線などの計画も取り入れやすいため、忙しい日常を支える住まいとして高い評価を得ています。
チェックポイント
将来的に年齢を重ねた際も、階段による転倒リスクがなく、長く安心して住み続けられる点は大きなメリットです。
メンテナンスやリフォームが安くなる
平屋は将来にわたる維持管理コストを抑えやすい住宅です。その理由の一つとして、建物の高さが低いことが挙げられます。
2階建て住宅の場合、外壁塗装や屋根の補修工事に高額な足場費用が必要になります。これに対し平屋の場合は足場の規模が小さく、費用を抑えられるケースが多いです。これは長期的に見ると、大きなコスト差につながります。
また、キッチンや浴槽、洗面、トレイといった水回りを1回に集約することができるので、配管経路がシンプルになり、将来的な修繕やリフォームもしやすくなります。
- 間取り変更
- バリアフリー改修
- 収納追加
このようなリフォームも構造的な制約が少なく、ライフステージの変化に柔軟に対応できる点も平屋ならではの強みです。
台風や地震などの災害に比較的強い
平屋は建物の高さが低く、重心が安定しています。そのため、構造的に耐震性を確保しやすい住宅とされており、大きな揺れを受けにくいという特徴があります。
耐震等級を確保するうえでも、2階建てに比べて構造計算が有利に働くケースが多く、結果として耐震性の高い住宅を実現しやすくなります。台風や強風の時にも、風の影響を受けにくいので、屋根や外壁への負担が分散されやすい点もメリットです。
災害時の安心ポイント
- すぐに屋外へ避難できる
- 家族全員の安否確認がしやすい
このような点も、平屋が『安心して暮らせる住まい』と言われる理由の一つです。
デッドスペースがなくなる
平屋には階段や上下階をつなぐホールがありません。そのため、居住空間を効率的に使えるというメリットがあります。
2階建ての住宅では、延床面積の中に階段や廊下が占める割合が意外と大きくなります。これに対し平屋では、それらを最小限に抑えることが可能です。
平屋に期待できる効果
- 同じ床面積でも広く感じる
- 生活スペースにゆとりが生まれる
- 収納を必要な場所に分散配置できる

小屋裏収納(屋根裏収納)やロフトを計画的に取り入れることで、平屋の弱点とされがちな収納力も十分に補うことができるよ。
間取りやデザインの自由度が高い
平屋は構造上の制約がお比較的少ないので、デザインや間取りの自由度が高い住宅です。
- 勾配天井による開放的なリビング
- 中庭を囲むコの字型・ロの字型プラン
- 室内と屋外をつなぐウッドデッキやテラス
例えばこのような設計は、平屋との相性が非常に良く、住まい全体に一体感と開放感をもたらします。

私の家は、将来的にサウナと水風呂を設置することを見越して完全に囲われたロの字型の中庭を採用したよ。室内と外庭をタイル式のテラスでつないで、カフェのような空間を作ったこともこだわりの一つかな。
生活動線を水平に整理できるので、『パブリック空間(LDK)』と『プライベート空間(寝室・個室)』のゾーニングも明確にしやすく、住みやすさとデザイン性を両立しやすい点も魅力です。
家族同士のコミュニケーションが取りやすい
平屋は家族全員が同じフロアで生活するため、自然と家族の気配を感じやすい住まいになります。
リビングを中心とした間取りでは、以下のようなメリットあります。
- 子どもの帰宅や外出に気づきやすい
- 生活リズムの変化を把握しやすい
- 家族同士の会話が生まれやすい
子育て世帯にとっては、安心感のある距離感を保ちながら、程よく見守れる住環境をつくりやすい点が大きな魅力です。
バリアフリー設計がしやすい
平屋は段差のない設計がしやすく、バリアフリー住宅との相性がとても良い住まいです。
通路の幅を広く確保することが容易で、車椅子での移動もスムーズに行えます。トイレや浴室、洗面所への動線を短くまとめることで、将来的な介護負担の軽減にもつながります。
『今は必要なくても、将来を見据えて安心して暮らせる家を建てたい』と考える人にとって、平屋は非常に合理的な選択肢と言えるでしょう。
平屋を建てるデメリット・注意点

平屋には多くの魅力がありますが、メリットだけを見て判断すると後悔してしまうことも。ここでは、実際の家づくり現場でよく問題になるポイントを中心に、『なぜデメリットになるのか』『どう対応すべきか』まで踏み込んで解説します。
予算が高くなる傾向がある
平屋を建てる際に、最も多くの人が直面するのが予算の問題です。一般的に、平屋は同じ延床面積の二階建ての住宅と比べて、建築コストが高くなる傾向があります。
平屋のコストが高くなる理由
- 基礎面積が広くなる
- 屋根面積が大きくなる
- 建物形状が横に広がる
基礎と屋根は建築費の中でも大きな割合を占めるため、面積が増えるほどコストに直結します。『階段がない分、安くなるだろう』と考えがちですが、平屋での見積もりを見た時に想定との差に驚くケースも少なくありません。
特に、以下のようなデザイン性を重視した平屋の場合は注意が必要です。
- 中庭を設けたプラン
- 大開口サッシを多用した設計
- 勾配天井・高天井
これらは魅力的である一方、構造補強や施工手間が増え、コストアップにつながりやすくなります。

私たちの家も中庭があるけど、単純に中庭の分だけ外壁が増えることになる。それだけ見てもコストが割高になるのはイメージできるかな?
予算を抑えるためのポイント
- 建物形状をできるだけシンプルにする
- 優先順位を明確にする
- 「平屋の実績が豊富な会社」に相談する
>>注文住宅の見積もりについての詳細はこちら
注文住宅で見積もりをとる際の流れや見積もりの比較方法などについて詳しく解説しています。
プライバシーの確保が難しい
平屋は生活空間がすべて1階に集まるため、外部からの視線を受けやすい住宅でもあります。
- 道路に面した土地
- 隣家との距離が近い土地
- 分譲地のように家が密集したエリア
特にこのような土地に平屋を建てる場合は、窓の位置や大きさを誤ると、室内が丸見えになってしまう恐れがあります。
よくある失敗例として、『日当たりを重視して南側に大きな窓を設けたが、通行人や隣家の視線が気になって常にカーテンを閉めている』というケースがあります。これでは、せっかくの平屋の開放感が失われてしまいます。
対策として重要なのは、建物単体ではなく敷地全体で考えること。
平屋でプライバシーを守るコツ
- 中庭を設けて内側に開く間取りにする
- 窓の高さや位置を工夫する(高窓・地窓)
- 外構計画(フェンス・植栽)を同時に検討する
設計段階からプライバシー対策を織り込むことが、後悔を防ぐ鍵になります。

当然ながらどれもコストに影響が出る内容。コストとのバランスを考えながら対策しよう。
通風と採光の工夫が必要になる
平屋は建物が横に広がるので、建物中央部が暗くなりやすいというデメリットがあります。特に敷地に余裕がない場合や、隣家が近い場合は注意が必要です。
『南側に窓を設ければ大丈夫』と考えがちですが、南側だけに採光を頼ると、部屋の奥まで光が届かないケースも。その他にも前途したようなプライバシーの問題も考慮しなければいけません。
風通しについても、『窓の数を増やすだけ』『とりあえず対角に窓を設ける』といった考えだけでは不十分。平屋では、通風や採光を意識した設計力によって、住み心地が大きく左右されます。
通風で意識するポイントの例
- 風の入口と出口を意識した窓配置
- 中庭や通り土間を利用した通風計画
- 高窓や天窓による上下の空気の流れ

- 夏は暑く
- 冬は寒く
- 昼間でも証明が必要
通風や採光が不十分な平屋だと、こんな住みにくい家になっちゃうかも。注意してね。
広い土地が必要になる
平屋は延床面積がそのまま敷地面積として必要になります。そのため、ある程度の土地の広さが必要です。
- 3LDK(25〜30坪)の平屋
- 駐車場2台分
- 庭やアプローチ
例えば、このような家を建てようとすると、想像以上に広い敷地が必要です。駐車場や庭などある程度ゆったりとしたスペースを確保するためには、60坪以上の敷地が目安となります。

私たちの場合は、30坪の平屋で2台分のカーポート、中庭と外庭がある家で敷地面積は90坪。土地の費用を安くするために、坪単価10万以下の地域を中心に土地を探したよ。
畑やドッグランのスペースも考えていたからこの広さにしたけど、そうでなければもう少し狭い土地でも十分な広さだよ。
建蔽率や用途地域によっては、『土地の広さは十分なのに、平屋が建てられない』といったケースもあります。都市部では土地価格が高いので、以下のような柔軟な土地探しが求められます。
- 建物をコンパクトにする
- 郊外エリアも検討する
- 変形地・旗竿地を候補に入れる
平屋を建てたい場合は、土地探しと建物計画を同時に進めることが非常に重要です。
用途地域とは
用途地域(ようとちいき)とは、都市計画法に基づいて、都市の良好な環境を確保し、計画的なまちづくりを進めるために定められる土地の利用規制のことです
家族構成の変化に対応しにくい
平屋は増築が難しいケースが多く、将来的な家族構成の変化への対応力が低いという側面があります。
- 子どもが増えた
- 親との同居が必要になった
- 子どもが独立し、部屋が余った
例えばこのような変化があった場合、2階建ての家よりも柔軟な対応が難しくなることがあります。そのため平屋を建てる際には、可能性を持たせた間取りを考えることが重要になります。
可能性を持たせた間取りの例
- 将来間仕切りできる部屋にする
- フリースペースを設ける
- 個室を最小限に抑える
『今の暮らし』だけではなく、10年後・20年後の暮らしを想像することが、後悔のない平屋を建てるために大切なポイントとなります。
平屋を建てる方法とポイント

平屋は建て方を間違えると、コストや住み心地、将来性などにおいて後悔しやすい住宅です。ここでは理想的な平屋を建てるために欠かせない考え方と、具体的な判断ポイントについて解説します。
平屋を建てるための土地選び
平屋づくりにおいて、土地選びは建物以上に重要と言っても過言ではありません。なぜなら、平屋は土地条件の影響を非常に強く受けるからです。
平屋に向いている土地の基本条件
- 日当たりを確保しやすい方角
- 建物を横に広げられる形状(整形地が理想)
- 周囲に高い建物が建ちにくい環境
- 高低差が少なく造成費がかからない土地
特に日当たりは重要で、2階建てであれば上から光を取ることができますが、平屋ではそれができません。敷地の南側に日が通る十分な空きがあるか、将来的に高い建物が建つ可能性がないかmで確認する必要があります。
また、平屋は建物の建築面積が大きくなるので、建ぺい率や用途地域の制限を受けやすくなります。『土地は広いのに、希望する平屋が建てられない』という事態を避けるためにも、必ず建築会社と一緒に土地を確認することが重要です。
土地選びのチェックポイント
平屋を前提とした土地選びでは、通常の住宅以上にチェックすべき項目があります。
以下は、現場で特にトラブルになりやすいポイントです。
- ①建ぺい率・用途地域
- 平屋は建築面積が大きくなるので、建蔽率の影響を強く受けます。同じ土地でも、用途地域によって建てられる建物の規模が大きく変わります。
- ②隣地・周辺環境
- 現在は日当たりが良くても、将来隣に2階建てや3階建てが建つ可能性もあります。用途地域や周辺の建築状況を確認し、長期的に日照が確保できるかを見極める必要があります。
- ③道路との高低差・接道条件
- 道路との高低差が大きい土地は、造成費や外構費が高額になりやすく、平屋ではコスト増につながりやすいポイントです。
- ④ハザードマップの確認
- 平屋は全ての生活空間が1階にあるため、浸水リスクや土砂災害リスクのある土地の場合は特に慎重な判断が求められます。
安い土地には必ず理由があります。平屋の場合、その理由が致命的になることもあるので注意が必要です。

私たちが土地探しをしていた中でも良くあったのが、安いけど高低差がある土地。土地は安くても擁壁を築く必要があって、造成費を含めると土地代がすごく高くなるケースが多かったよ。
注意が必要とはいえ、あまりにも気にしすぎているとなかなか土地を選ぶことができません。コストや立地などとバランスを見ながら、優先順位をつけて選ぶことが重要です。

ハザードマップは、1000年に一度レベルの起こりうる最悪の事態を想定して作られているよ。私たちはそれよりも、海の近くであることと土地の値段が高いことを優先してある程度の浸水リスクは許容することにしたんだ。
>>土地探しについての詳細はこちら
土地探しのコツや注意点などについて詳しく解説しています。
平屋を建てる工務店・ハウスメーカーの選び方
平屋を建てる際には、設計力と経験値が強く求められます。そのため、どんなハウスメーカー・工務店で建てるかによって、完成度や満足度が大きく変わる住宅です。
>>ハウスメーカーと工務店の違いについての詳細はこちら
それぞれのメリット・デメリットやどちらが自分に向いているかがわかります。
工務店・ハウスメーカー選びのチェックポイント
- 平屋の施工実績が豊富か
- 採光・通風の説明が具体的か
- デメリットも正直に説明してくれるか
- 見積もりが分かりやすいか
平屋は一般的な2階建ての家に比べて、構造的にも計画的にも難易度が高いです。『平屋は簡単ですよ』と安易に勧めてくるメーカーには注意しなければいけません。
経験が少ないメーカーに依頼してしまうと以下のような失敗に繋がりやすくなります。
- 暗い
- 風が通らない
- コストだけ高い
カタログや価格だけで判断せず、実際の施工事例や設計意図を確認することが重要です。
>>ハウスメーカーの選び方についての詳細はこちら
ハウスメーカーの比較の仕方や選び方のステップなど詳しく解説しています。
>>工務店の選び方についての詳細はこちら
工務店選びで失敗しないための6つの基準について解説しています。
依頼先選びのポイント
工務店やハウスメーカーを選ぶ際には、『どこで建てるか』よりも『誰が設計するか』が重要になります。
メーカー選びのポイントの例
- 設計士が初回打ち合わせから関わるか
- 土地条件を踏まえた提案をしてくれるか
- 将来の暮らしまで想定した説明があるか
このようなポイントを確認しながら、メーカー選定をするとよいでしょう。平屋は『建てて終わり』ではありません。今後何十年も住み続ける家なので、むしろ建てた後の生活が快適かどうかが重要です。そのため、信頼できる依頼先を慎重に選ぶことが、後悔しない平屋づくりの最大のポイントと言えます。

逆に、こんな対応が見られる場合は要注意!
- メリットだけを強調する
- 即決を迫る
- デメリットへの質問をはぐらかす
>>やめた方がいいハウスメーカーについての詳細はこちら
やめた方がいいハウスメーカーの特徴や避けるコツについて詳しく解説しています。
平屋を建てるときの費用相場

新築を検討する人の中でも、特に多い悩みが費用に関する悩みです。例えば、『平屋を建てたいが、実際いくらかかるのか分からない』といったような、相場に関する悩みなどは多くの人が抱えています。
平屋の費用は、主に以下の4つの内容によって大きく変わります。
- 延床面積
- 建築地(地域)
- 仕様・性能
- 土地条件
ここでは、相場観の掴み方と、よくある勘違いについて整理しながら解説します。
1LDKから4LDKまでの費用相場
平屋の建築費用は、延床面積によって大きく変動します。以下はあくまで目安にはなりますが、現実的な相場感です。
- 1LDK(20坪前後)
- 建築費用:1600万〜2200万円前後
単身・夫婦2人向けでコンパクト重視の家 - 2LDK(23〜25坪)
- 建築費用:1800万〜2500万円前後
夫婦2人向けで、将来を見据えた住まい - 3LDK(26〜30坪)
- 建築費用:2000万〜2800万円前後
子育て世帯で最も多いゾーン - 4LDK(31〜35坪)
- 建築費用:2400万〜3200万円前後
広さや個室数を重視した家
坪単価だけで判断しないように注意してください。平屋は基礎と屋根の比率が高いので、延べ床面積が小さいほど坪単価が高く見えやすい傾向があります。

私たちの場合は延床面積は30坪の2LDKで建物費用は3700万円くらい。中庭を作ったり、キッチンや洗面を造作したこと、内装にこだわったことで建物にコストをかけたからだよ。30坪の割に部屋数が少ないのは、土間やパントリー、ウォークインクローゼットなど部屋以外の場所にスペースを多くとったから。
- 高断熱・高気密
- 耐震等級3
- 長期優良住宅
このような住宅の性能を重視すると、建築費はさらに上がります。しかしその分、光熱費やメンテナンス費を抑えられる可能性があります。また、長期優良住宅の認定を受けることで、税制優遇や控除の優遇、家族構成によっては補助金を受け取ることもできます。
土地の購入費用と平屋の建築費用のバランス
平屋で後悔しやすいポイントの一つが、土地にお金をかけすぎてしまうことです。
平屋はある程度の敷地面積が必要になるので、立地の良い土地にこだわりすぎると建物に十分な予算を回せなくなるケースがあります。
理想的な予算の割合
- 土地:総予算の3〜4割
- 建物:総予算の6〜7割
一般的には、このようなバランスが理想的と言われます。
例えば、総予算4000万円の場合は以下のような割合が一つの目安となります。
- 土地:1200〜1600万円
- 建物+諸費用:2400〜2800万円
ただし、これはあくまでも目安であって何を優先するかは人によって変わってきます。自分が優先するものを考え、それによってこのバランスを調整してみましょう。

私たちの場合は、土地の割合は1.8割。さらに建物に振り切ったバランスになっているよ。その理由は、車があり子供がいないから郊外でも問題ないことが大きいかな。
また、『土地は安かったのに、総額が高くなった』というケースは非常に多いので注意が必要です。土地の費用だけでなく、見えにくい費用も必ず含めて考えるようにしてください。
見えにくい費用の例
- 造成費
- 地盤改良費
- 外構工事費
費用を削減するポイント
平屋は工夫次第で、無理なくコストを抑えることが可能です。コストを抑える時に重要なことは、『削ってはいけないところ』と『調整できるところ』を見極めることです。
- ①建物形状をシンプルにする
- 凹凸の少ない間取りは、基礎・屋根・外壁の全てにおいてコストを抑えやすくなります。
- ②廊下を最小限にする
- 平屋は動線を短くまとめやすいため、廊下を減らすことで面積とコストを同時に削減できます。
- ③標準仕様を上手に使う
- 設備や建材を過度にグレードアップすると、費用はあっという間に膨らみます。標準仕様の中で満足できる部分は、積極的に活用しましょう。
- ④外構は段階的に行う
- 最初からすべてを完成させるのではなく、住みながら少しずつ整えることで初期費用を抑えることができます。
- ⑤補助金・減税制度を確認する
- 長期優良住宅やZEHなど、条件を満たせば補助金や税制優遇を受けられる場合があります。
安く建てることだけを意識するよりも、無理なく長く住めるコストバランスを意識することが、後悔のない平屋づくりを進めるための重要なポイントです。

予算の都合もあって、私ちの外構は最低限だけやってもらうことに。玄関アプローチを作ったり植栽を植えたり、花壇を作ったりと休みの日にコツコツDIYで進めているよ。
まとめ:新築で平屋を建てる時のポイント
新築で平屋を建てるという選択は、近年のライフスタイルや価値観の変化と非常に相性が良く、実際に『人気急増中』と言われるだけの理由があります。ワンフロアで生活が完結する暮らしやすさ、将来を見据えた安心感、そしてデザイン性の高さは、平屋ならではの大きな魅力です。
一方で、平屋は「誰にとっても最適な住宅」ではありません。建築コストが高くなりやすい点や、土地条件・採光・プライバシーへの配慮など、理解しておくべきデメリットや注意点も確実に存在します。
新築で平屋を建てるかどうかを判断する際には、『流行っているから』『おしゃれだから』といった理由だけで決めるのではなく、自分たちの暮らしに本当に合っているかを冷静に見極めることが重要です。
平屋が向いている人の特徴
- 家事や生活動線をできるだけシンプルにしたい
- 子育てや老後まで見据えた住まいを考えている
- ワンフロアのつながりや家族の距離感を大切にしたい
- メンテナンスや将来のリフォーム負担を抑えたい
- 土地選びからじっくり検討できる環境にある
このような価値観を持つ人にとって、平屋は非常に満足度の高い住まいになりやすいでしょう。反対に、以下のような進め方をしてしまうと後悔しやすくなります。
平屋で後悔しやすい人の特徴
- 土地の条件を十分に検討せずに計画を進めてしまった
- 建築費用だけを見て総予算を把握していなかった
- 採光や通風を設計任せにしてしまった
- 将来の家族構成や暮らしの変化を想定していなかった
- 平屋の実績が少ない会社に依頼してしまった
しかし、これらは事前に知っていれば避けられる失敗ばかり。情報収集と準備の差が、そのまま住み心地の差に繋がります。
新築で平屋を建てる際に、最も重要なのは、土地・間取り・費用・依頼先を切り離さずにトータルで考えることです。
- 平屋に向いた土地か
- 採光・通風・プライバシーまで考えた間取りか
- 将来を見据えた費用計画になっているか
- 平屋のメリット・デメリットを理解した上で提案してくれる依頼先か
この4つが揃うことで初めて、『後悔しない平屋づくり』が実現します。正しい知識と判断軸を持って進めることで、長く快適に、安心して暮らせる理想の住まいを手にいれることができます。
ぜひこの記事を参考に、自分たちにとって本当に納得できる平屋づくりを進めてください。